第62回全日本学生ホッケー選手権 優勝! 投稿者:山口修一郎 投稿日:2013/10/24(Thu) 13:52 No.1395 第62回全日本学生ホッケー選手権 2連覇! 10月19日〜23日 埼玉阿須ホッケー場にて第62回全日本学生選手権が開催され、優勝し、2連覇を達成しました。 インカレは2年連続5度目の優勝、今期、大学王座決定戦、東京国体に続き、全国タイトル3冠目を達成しました。 スコアは、 2回戦 対 早稲田大学 4対1 準々決勝 対 慶応大学 3対2 準決勝 対 朝日大学 5対0 決勝 対 天理大学 1対0 でした。 日本リーグ、国体、インカレと連戦の過密スケジュールの中で、選手の怪我が重なり、とても苦しい大会でした。 インカレ前に怪我をした主力の6名の怪我が完治しないままインカレに入り、大会中にも新たに3名が怪我をして、満身創痍の状態になりました。私のこれまでの経験の中でもこれだけ多くの選手達が怪我をしたのは記憶に無く、スコア以上に厳しい試合が続いた為に、完治していない選手をそのまま使わざるを得ない展開が、さらに悪化を招き、主力の中でも怪我をしていない川瀬成宏、佐々木蓮、田中世蓮、等、数少ない健常な選手達を使いすぎて、チームのバランスが崩れました。 慶応戦では馬渡裕輔が右手薬指を裂き、朝日戦では相手の強打が高橋亮の頭に当たり、一時昏倒して、右目の外側の視界が消える程の怪我を負い、決勝戦では主将の堀谷広大が、右手中指の先が割れる程の重症を負いながらも、最後まで試合を続行しました。 将来のある選手達が怪我をしているのを知っていて、それでも使わざるを得ないのは監督としては痛恨の極みで、本当に選手達に申し訳なく、毎晩、悪夢に魘されて、決勝の日は私自身が体調を崩す始末でした。 私は勝利への執着心が人一倍強く、負ける事が嫌いなので、勝つ為には手段を選ばないタイプの人間であるらしく、とにかく勝つ事しか考えてないので、アマチュアスポーツの監督としては大失格です。 しかし、それでも選手達は怪我だらけで、ぼろぼろになりながらも、ひたむきに走り、虎の子の1点を身を挺して守りきり、選手権を連覇すると、よほど嬉しかったのか、傷だらけのくせに、無邪気な顔で、みんなにこにこしていて、かえって痛々しく感じました。 大会期間中、フィジオの木村先生には、怪我人が多い為、毎晩11時迄、選手達の手当てをして頂き、大変助かりました。選手権は4連戦なので、木村先生がいないと絶対に勝てません。 木村先生の魔法のテーピングは痛んだ選手達を蘇らせ、夜のマッサージ時のトークは選手達のモチベーションを高める原動力になっています。本当にありがとうございました。 数多くのご父兄の応援も力になりました。 4回生の児玉高幸のご家族は家族総出で大挙して、応援に来て頂き、全日本学生選手権の決勝戦に出場し、見事優勝した高幸の晴れ姿を見て頂く事ができました。 お母さんからは涙ながらに「こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。本当にありがとうございました。」と嬉しいお言葉を頂きました。 高幸は伊吹高校時代はU18日本代表のエースストライカーで、将来を嘱望された選手であったのに、1回生の入学前に交通事故で全身7箇所骨折の大怪我を負い、その後の懸命のリハビリにも関わらず手の怪我が完治せず、腕の腱が切れたまま固まって、動かない為に長い間戦列から離れていた選手ですが、例え、手が曲がらなくても、私は4回生のインカレには必ず復帰させる事を決めていて、無理やり練習をさせました。 今回のインカレで怪我人だらけの満身創痍の中でも優勝できたのは、3年前のあの忌まわしい大事故から復帰した高幸が、「精神は肉体を凌駕する」事を身をもってチームに示してくれたからだと確信しています。 (写真は試合開始1分、虎の子の先制点をあげた大橋雅貴。 オウンゴールくさい、もっさい得点でしたが、その後、虎の子の1点となり、残りの69分はなりふり構わず、いもむしの様に守り、天理の猛攻を防いで、逃げ切りました。 一試合を通して、失点しそうな危ない場面はいくらでもあり、誰が見ても、ぶさいくで、決して格好の良い試合ではありませんでしたが、怪我人だらけの選手達の懸命な気持ちを、カテナチオが守ってくれたのだと思います。) 添付:1395.jpg (1952KB) Re: 第62回全日本学生ホッケー選手権 優勝! - くりんくりん 2013/10/24(Thu) 16:42 No.1396
とにかくおめでとうございます。 怪我人が多いということはトレーニングの方法に欠陥があるのではないでしょうか? ただ今後のことを考えると怪我をしない体作りが必要とおもいます。体幹を鍛えてサッカーの長友選手のような強靭な体力づくりが必要です。 |