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仲間の存在、原動力に変えて 投稿者:宮村正之 投稿日:2016/09/27(Tue) 16:02 No.16696
仲間の存在、原動力に変えて

 リオ五輪開幕前、少し緊張した面持ちでキャンパスに現れた2人。チームの愛称"さくらジャパン"の名にふ言わしく、凛とした雰囲気が印象的だ。
前回のロンドンに続者、2回目の出場となる林選手は「前回は出場しただけで満足していたけれど、今回は結果にこだわっていきたい」。

一方、初めての大舞台を前にした阪口選手は「不安より、早くこないかたど楽しみです」と軽やかだ。

 さくらジャパンの世界ランクは10位(2016年6月時点)。ホッケーの盛んな海外の強豪国と比べると、培ってきた歴史や選手層、体格差は否めない。

しかし今年4月にニュージーランドで行われた国際大会、ホークスベイカップではアジア最強の中国や世界ランク3位のオ一ストラリアを破って準優勝を掴むたど、着実に力をつけてきた。

ベテランの中心選手に成長した林選手は、「あの経験が、海外の強豪国にも負けないという自信になりました」と振り返る。

背景には、チームの結束力があると言う。

 2人はともに立命館大学のホッケー部出身で、阪口選手が1年生の時に主将を務めていたのが林選手たった。

チームを力強く引っ張る姿を、後輩が「怖い印象しかなくて(笑)」と言うと、隣で先輩は「ひどい!」と苦笑。
そんな2人も、現在は同じ社会人チーム・ソニーHCで活躍するチームメイトだ。

過酷な練習を共にし、2人して日本代表に選ばれたことを、林選手は「前回の五輪は私一人だったのが、今回は同じ母校の後輩と一緒で心強い」と喜ぶ。

阪口選手も「一緒に戦ってきた仲間がいるから、どんなことでも乗り越えられます」と力強く言い切った。

 8月のリオ五輪。12カ国が出場する中、日本も強豪国相手に気迫にみちたプレーで挑んだ。

ストッパーの阪口選手が、ファインプレーで笑顔を見せ足場面も。

惜しくもメダルには届かなかったが、強豪オーストラリアや、今回金メダルのイギリスにも2点差に食らいつくなど、世界で戦えるレベルの高さとチームの結束力を十分に示した。

 さくら満開とはいかなかったが、この悔しさを力に変え、これからどんな成長を見せてくれるだろうか。
                 (文:斎藤万里絵 表紙写真撮影:竹下さより)
リオ五輪ホッケー女子日本代表

林なぎささん('09産社)
所属:ソニーHC BRAVIA Ladies
セールスポイント:守備の要、統率力

阪口真紀さん('12法)
所属:ソニーHC BRAVIA Ladies
セールスポイント:粘り強いディフェンス


添付:16696.jpg (1987KB)

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