オリンピック予選 決勝で敗退! 投稿者:山口 修一郎 投稿日:2012/05/07(Mon) 12:36 No.731 ロンドンオリンピック予選 敗戦 5月6日、オリンピック予選最終日、決勝 サムライジャパンは2−1で南アフリカに敗れ、ロンドンオリンピック出場を逸しました。 当日は立命館大学生、立命館高校生、OBG,父兄合わせてバス2台で岐阜へ駆けつけ、大応援団を組閣し、大きなプラカードに「頑張れ!健太!」と書いたものを作成し、会場内を練り歩いて、過去最高の応援を繰り広げましたが、あと一歩の所でオリンピックを逃しました。 サムライジャパンは数度のPCを得ながら得点できなかったのが敗因なのは誰が見ても明らかで、相手選手のフライングにより、相手の守備の選手が一人減って絶対的な好機を得たにもかかわらず、あの時にサインの変更をせずに、バリエーションをそのまま使ったから失敗したのだと辛口の批評も耳にしましたが、それは結果論であって、負けた後であれこれ揚げ足を取って批評するのはこれまで死ぬ程努力をしてこの試合にかけて来た選手やスタッフに失礼な事なので、私は好きではありません。 大事な試合を落とした後で、ビデオを見ながらあれこれと検証すれば、練りに練った戦術が滑っていたり、相手選手の予想外のプレーにより、偶然の産物で、失敗していたりする事があり、敗軍の将はその為に自分を責めて一生悔やむのですが、それは不運としか言いようの無い勝負のあやで、その場で対応する事は不可能に近く、スタッフを責める事は決してできません。 写真は健太が左サイドをえぐり、GKが飛び出して交差し、審判は一旦はPCを吹きながら、ビデオアンパイアの判定により、その後PCを取り消される事になるシーンですが、健太は完全に倒されていて、そのまま流されても良い場面であっただけに、私はこの判定が昨日の試合の中では一番痛かったと思います。又、反対に言えば、絶妙のタイミングで、ビデオ判定をリクエストした南アフリカのベンチワークはさすがにランキング上位国らしく、勝ち方を知っているプロの采配を見た気がしました。 しかし、武運拙く敗れ、オリンピックの夢が途絶え大変残念ですが、田中健太は立命館の代表として良く健闘したと思います。日本のエースとしてマスコミ各社に取り上げられ、新聞、TV各社にも大きく報道されました。 又、大会期間中の活躍により、ドイツプロチームからのオファーもあり、いまや世界からも注目される程の選手に成長しました。 日本でオリンピック予選が開催され、NHK BS放送では連日の試合放映があり、ホッケー種目が、これほどマスコミに取り上げられたのも意外なほどの加熱ぶりでしたが、健太はいつもその中心にいて、輝いていました。 最終戦では相当疲労していたはずですが、随所に光るプレーを見せて活躍し、大いに貢献しました。 試合後、「あんなに応援して頂いたのに、勝てなくてすいません。」と電話をしてきましたが、私は「ご苦労さん。はよー京都に帰って来い。」とだけ言いました。 大きな目標を見失ないましたが、まだまだこれから将来のある選手なので、新たな目標をリセットしなければなりません。辛い敗戦ですが、負けた時にしぶとく立ち直り、打たれ強いのも芸のうちです。京都に帰ってきたら、美味いものでも食わせて、傷ついたエースを復活させなければなりません。 添付:731.jpg (598KB) |